ドライワックスは必要?割れたワックスはこの方法で改善!

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今回の記事
  • ドライワックスって使いやすいの?
  • 乾燥し過ぎたワックスの対処
  • ハンデを持つシューシャイナー がオススメするワックス

今回は、多くの人が悩むドライワックスについて記事にしたいと思います。

ワックスで連想させる事は”鏡面仕上げ”ですが。

ワックスって実は鏡面仕上げをする目的で作られたわけじゃありません。

今でこそワックスは”鏡面仕上げのアイテム”ですが、本来は薄く塗って光沢を出す物です。

なので鏡面仕上げは時代と共に進化した手法なんです。

新品のワックスは有機溶剤が多く含まれている為”柔らかい”ですよね。

本来の使い方でいえばこれが一番理想的なのです。

なぜ柔らかい方がいいの?
本来は靴に薄く伸ばして使用する前提なので硬いワックスだと全く薄く伸びません。
 

ドライワックスは必要?

ドライワックスって、そもそも必要性ありますか?

この理由って”鏡面仕上げの時短”なんです。

ドライワックスが鏡面仕上げの時短?
鏡面仕上げのやり方としてワックスを薄く伸ばしてミルフィーユの様に重ねていくんです
ただし重ねる上で弱点があります。
弱点とは?
有機溶剤は油類を溶かします。
有機溶剤が多く含まれる柔らかいワックスは乾いたワックスの層を溶かしてしまう為時間がかかるんです。
そこで!
ドライワックスだと有機溶剤が蒸発しているので層を重ねやすいんです!
上記の事を除くと”ドライワックスって要らない”と思いませんか?
ドライワックスを好むユーザーが多いので「有名なサフィールではドライワックスがあります」
 
 
[サフィールノワール] ミラーグロス

より早く、強く、光らせるために開発された鏡面磨き用ワックスです。 カルナバワックスやモンタンワックスをはじめとした高級天然ワックスをふんだんに使用しています。 厳選した天然ワックスの適切な配合、適切な融合により、鏡面化をする過程で磨き、乾燥時間の短縮が可能になりました。 通常のポリッシュよりもはるかに早く鏡面仕上げを施すことが出来ます。 光を反射し、滑らかで光沢のある鏡面に仕上げるため、仕上げ用としてご利用ください。 つま先、かかとなど、革の厚い部分に使用してください。アッパーなど柔らかい部分に使用すると、後からひび割れになる可能性がありますので、ご注意ください。 ミラーグロスは鏡面化専用ワックスです。保革、栄養効果はありません。

ドライワックスは鏡面仕上げの為と分かりますよね

 
ここまで話した事を振り返り簡単にまとめると。
  • ”柔らかいワックスは使いやすい”
  • ”有機溶剤が蒸発したドライワックスは鏡面仕上げの為の時短”
  • ワックスは本来は艶出しのアイテムであり鏡面仕上げのものではない。

余談ですが

鏡面仕上げをする上で下地を作る事を最初にします。

これには柔らかいワックスが必要です。

鏡面仕上げをするのに”層を作り重ねる”と書きました。

例えばですが
何かを重ねて積み上げていくのに凸凹してるテーブルに置くのと平らなテーブルに置くのどちらが安定しますか?
やっぱ平らな方が安定しますよね?
革靴には”銀面”という物があります。
鞣した革の表皮の事ですが、ここで重要なのは毛穴です。
この毛穴をワックスで埋めて土台を作り重ねていきます。
なぜ毛穴を埋めるの?
僕の意見になりますが。
鏡面磨きには水を使います、まずこの水が革に浸透しない事を前提に。
綺麗な光沢(反射)を出す為には毛穴などに入る光と毛穴が埋まった場合の光の反射が全く異なる為だと思ってます
まー難しい事抜きにしたら鏡面ってもし靴が透明なら鏡面磨きをしても光が突き抜けるので透き通っちゃうんですけど
上からの光が突き抜けないので映ります(笑)
使用してる内に有機溶剤が蒸発してワックスのロウ分が高まり固くなってくるので、わざわざドライワックスを作る必要性はないと僕は思います。
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粉々のワックスは扱いづらくなる

ドライワックスが使いやすいと思ってる方

お持ちのワックスこうなってませんか?

これよりもっと酷いと粉々のカケラだらけなんてのもあります。

特に有機溶剤が抜けるとロウ分の比率が高くなってきて収縮します。

その内バランスが崩れて割れてきます。

こういう状態になったワックスはネル生地にかけらがそのまま付着したりして

使いにくくなるので、今回はそういった時の対処を書きます。

使用道具

なにこれ?ヘラ?と思われた方

これは”ペインティングナイフ”です。

元々は油画で使用する道具です。

この方法は、神様から教えていただきました(笑)

”アイスの木の棒””デザートスプーン”でいいじゃん…と思われるかもしれませんが。

ワックス甘く見ない方がいいですよ。

先端が柔軟なので均すのも簡単!”混ぜる””捏ねる”も楽チンです。

使用上の注意
細かく砕けたワックスは飛び散りやすいので洗面所やティッシュなど敷いて汚れてもいい場所でしてください。
また、手はある程度汚れると思います
  • 大きな塊は細かく刻んでください
  • 刻んだワックスは側面などにくっつける様に押しつぶして混ぜます。

  • ある程度細かくしたら柔らかいワックスを少し入れます。

ちなみにできるだけ同じワックスがいいですよ!

  • 大きく全体をひっくり返しながら押さえつけ時には刻み混ぜます

有機溶剤が乾燥し過ぎたワックスを溶かすのでやりにくい場合はお好みで柔らかいワックス足してください。

  • だんだん混ざってきたら一箇所に集める様にしていきます。

これだけです。

比べてみましょう!

これで使いやすくなりました。

使用したナイフの手入れについて。

僕はツーフェイスローションを汚れ落とし布につけて拭きとります。

その後にアルコールスプレーを吹きかけて、ティッシュで拭いて終わりです。

とても綺麗になりますのでご安心ください。

興味があればやってみてくださいね!

 
 
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サフィールノワール ワックスソフトナー

サフィールノワールから出た「ワックスソフトナー」の使い方と僕が感じたことを紹介。

ここが良い
  • ワックスを新たに買う必要がない
  • 初心者にも分かりやすい
  • 乾燥しすぎたクリームにも使える
気をつけて
  • 使用に対して分量が自己流
  • 匂いが強いため敏感な人は注意
  1. STEP

    量に応じて数プッシュ

    ペースト状になりやすいのでかけ過ぎに注意!

  2. STEP

    全体を混ぜる

    押し潰してひっくり返して捏ねるような感じです。

  3. STEP

    最後は

    ナイフなどで軽く抑えつつきれいにします。

    必ず蓋を閉める

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おすすめのワックス

使いやすくおすすめのワックスを紹介

 実際に僕も使用しているものです。

ランキングはあくまで”僕の主観”になります。 売上販売数などは全く関係ありません。

まとめ

本日紹介した商品紹介

ドライワックスと言えばこれ!”鏡面に特化”したワックスです。   ワックスを混ぜて捏ねたりするのに便利です! クリームを混ぜあわせる時にも使えるので複数お持ち頂くことをお薦めします。     ワックスについて

  • 割れたワックスは柔らかいワックスと混ぜて使いやすくしましょう!
  • 新品のワックスも捏ねてから使用すると更に使いやすいですよ!

自分のオリジナルの組み合わせなんかも試してみてください!  

では、良い靴磨きを楽しんでください!

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NPO団体Be+Me代表
BeStart ハンデを持つ靴磨き職人
”神経繊維腫症2型”と闘病しながら障がい者への偏見を無くしたい!とハンデを持つ靴磨き職人として九州 福岡でBeStartを運営
2018年よりYouTubeクリエイターとして活動開始。
独自の目線で商品レビューも行う。

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