- 鏡面磨きでハンドラップは必要なのか?
- 実際に使用して気づいた落とし穴
- アルコール水と水どちらがおすすめ?
- おすすめハンドラップ
今回鏡面磨きで多くの人が使用する。
「ハンドラップ」について書きたいと思います。
コンテンツ
鏡面磨きにハンドラップは必要?
鏡面磨きにハンドラップが必要かといえば”必要ではない”
じゃあなぜハンドラップを必要とするのか? ハンドラップはなぜ使用するの? 鏡面磨きを行う上で水はとても重要です。 なぜ使用するかというと3つの手間を無くす為です。
”始める前に水を準備する手間” ”途中もし足りない場合補給する手間” ”終わった後に片付ける手間” あれ?水を適量に出来るんじゃ?と思った方。 残念ですがそれは誤解です。 靴磨き職人や多くの愛好家が使用するので”必要と思われる方が多い”ですが。 ”必要”ではなく”あると便利”なんです。 必ず無いと出来ない訳じゃないので覚えてください。
購入して気づく便利さと聞いてない不便さ
ハンドラップを購入して先ほど書いた手間がなくなり”感動”された方も居ると思います。
しかし不便さも見えてくるんです。
まず使い方として「YouTube」などの動画で職人さんをみて”真似する方が多い”と思います。
- ワンプッシュの力関係が重要
ハンドラップを叩く強さで水の量が変わります。 - 鏡面磨きに適切な量より多い
鏡面磨きには”水1滴”と言いますが確実にそれ以上出ます。 - ネル生地が濡れやすい
ネルの水分をコントロール出来ないと湿ってる状態から濡れてる状態に変わります。
水の量が心配なら指先に水をつけて靴に移した方が失敗はありません。
しかしこの手間を考慮すると果たしてハンドラップをわざわざ買う必要あるのか?と僕は思います。
アルコール水と水どちらがおすすめ?
鏡面磨きにはアルコール水が良いと言われてます。 水に比べてアルコール水は蒸発が早く乾きやすいので使いやすいです。 自分でアルコール水を作る方もいます。 自分でアルコール水を作ろう! 使用道具
- ハンドラップや容器
- 水
- エタノール
必要なのは水とアルコールの二つです。
容器はなんでもいいです。
ハンドラップの違いについて後で紹介します。
面倒な方にはブートブラックから出てるこちらをお勧めします。
アルコール水を使う理由としては、乾きが早いのも1つですがアルコールがワックスを溶かして表面を整えてくれるからです。
アルコールの比率が高いと層が崩れて思う様に光らなくなります。
仕上げは絶対に”水”
山羊毛ブラシなどでワックスを伸ばした後に綺麗な面で水で磨きます。
最後はアルコール水は使わないでください。
水の方がとても綺麗に仕上がります!
最後に水じゃないとダメなら最初から水でいいじゃん!と思われた方。
おすすめのハンドラップを紹介
と言っても僕も2種類しか使ってませんが、この2種類のどちらかを使われている方がほとんどです。
左アズワン:右ジャパンホビーツール
ジャパンホビーツール製
- プロ愛用の安心感
- 高級感がある
- ワンプッシュが軽い
- 水が漏れやすい
- 蓋が割れやすい
- 値段が少し高い
ジャパンホビーツール製
世界チャンピオンの長谷川さんが使用していて一気に広まり人気になりました。
蓋が被さっているだけなので蓋を持つと蓋だけが取れます。
主に持ち運びしない方に向いてます。
パーツは売っていません。
皿の大きさも違うので当然抽出量も異なります。
僕の使用感としてはアズワンの方が多く出る気がします。
ワンプッシュの感覚もアズワンの方が若干重いです。
高級感はジャパンホビーツールの方がありますよ! ちょっとしたことですが…
最後に
簡単にポンポン押してるハンドラップですが実際はコツが必要だという事を今回の記事で分かって頂けたでしょうか?
ハンドラップを買う前に今一度この記事を参考にして頂けたら嬉しいです。
店舗で買うよりアマゾンが安いので購入はアマゾンが絶対お勧めですよ!
では、良い靴磨きを楽しんでください!
アズワン製
アズワン製 蓋がしっかり閉まる為、蓋から持ち上げても大丈夫です。
持ち運び用としても最適です。
年に一度日本1を決める「靴磨き選手権大会」でも使用されました。
内部のチューブ含めて部品が別売されてるので万が一壊れても安心です