Y’s Shoeshineのネル生地を使ってみたら予想外だった。

鏡面仕上げでなく革を磨く行程でもネル生地を使用しますが、このネル生地一つで仕上がりが左右される事も否定できません。

Instagramでお洒落なネル生地が写っており調べると「Y’s Shoeshine」のオリジナルネル生地だった。

今回、Y’s Shoeshine様(イーズシューシャイン)以下Y’sネル生地を購入皆さんに是非この商品の良さをお伝えしたいと思います。

後にも記載しますが、職人にとってネル生地とはお客様の靴を輝かせる「道具」の1つです。

「弘法筆を選ばず」という「ことわざ」もありますが、本当のプロフェッショナルは自分で道具を作りそれに拘りを持ちます。

僕はBe Startを立ち上げてからBrift H様のネル生地を使い、Brift H製品を広めるために自主的にアドバイザーもしております。

少し脱線しますが、物を人に勧めるなら他社製品も知らないといけません。

比較しどう優れてるのか?その反面欠点は何か?それを熟知して初めて説得力があると僕は思うので色んなメーカーさんのケア用品もたくさん使わせて頂いています。

ネル生地って何に使う?

多くの人がネル生地とは鏡面磨きに使う物と思ってるように見受けられます。

結論からいうとネル生地は通常のケアでも使用します。

クレム1925などの油性クリームも乾拭き(余分なクリームの拭き取り)した後にネル生地で靴を磨くと光沢が綺麗になります。

デリケートクリームなども乾いたらネル生地で優しく磨いても良いです。

ネル生地は鏡面磨きの専用道具ではありません!

鏡面磨きをしない方でもネル生地は是非使って欲しいです!

職人の使うネル生地の拘り

一見同じように見えるネル生地ですが、触ったり、使用すると「思った以上に違う」事に驚いてしまいます。

鏡面磨きの場合、起毛しているネル生地が最適ですが起毛の長さ(1mm以下の世界)でワックスの付着などの使いやすさに差が出てしまいます。

厚さも同様に吸水性、巻き心地に関わります。

職人の磨きの個性があるので、正解はありません。

そのお陰で色々試す事が出来て、靴磨きする人にとっては「楽しみ方の一つ」になっていると僕は思います。

今回Y’s様にお願いをしてネル生地について少しインタビューしました。

Y’s Shoeshineにネル生地の拘りを聞いてみた

 

5160:今回Y’sオリジナルのネルという事ですが靴磨き職人がネルに拘る理由を皆様にお伝えしたいのでご協力お願いします。

多くの職人がネル生地に拘りますがその一番の理由は何でしょうか?

Y’s:仕上がりを完璧にする為です。なので市販ではなく作るという選択肢になりました。

 

5160:ネル生地で仕上がりは大きく異なりますか?

Y’s:変わります。ワックスとの相性があるので、ご購入なさる際には、そのお店が使っているワックスの状態を聞いて、ご自身のワックスと比較しながら(ネル生地)選んでも良いと思います。

 

5160:今回のネル生地の*特にこだわった部分やアピールポイントを教えてください

Y’s:薄さです。その他は企業秘密になります。

 

5160:色も結構おしゃれな色ですがこの色の理由は何ですか?

Y’s:元はレーシンググリーンという綺麗な英国のグリーンにする予定でした。

しかし、手に巻いた発色の良さ、缶から取るワックスの量の確認の為に濃度を変えてもらい、少し薄い物を選びました。
基本的には私の好みの一存です。

 

5160:すごい拘りですね!

最後にY’s様の靴磨きの心得や靴磨きをする上で最も重要視してる工程はどこですか?その理由も教えてください!

Y’s:シンプルですが、丁寧に仕事をするという事だけです。
一番重要視してる部分は【汚れ落とし】です。最初にミス(古いクリームなどや汚れが落ちきれていない)をしていると、後の全ての作業に影響が出ますので一番注意が必要です。

5160:ご協力感謝します。

 

実際に使ってみた

ネル生地を購入して、自分の靴を磨いてみたので使用中の感想を書きます。

Y’sから荷物が届くと

このネルを使用する上での注意点や鏡面磨きのコツが書かれた紙が入っていた。

こういった些細な物が嬉しかったりする人もいると思います。

Y’sさんのネル生地のスペック

8㎝
長さ50㎝
数量4枚
価格¥972(税込)
使用上の注意

このネル生地の利点による注意がある

  • 生地が薄い
    Brift Hと比較になってしまいますが生地が薄いので厚みのあるネル生地を好む人は若干違和感が出るかもしれません。
    指に対してネルを横巻きで巻く人は、より使いやすく感じると思います。
  • 吸水性が抜群
    ハンドラップって押し方にコツがあって、ポンって押してるように見えて「感覚によるテクニック」があります。
    普通に押してしまう方だと、あっという間にネルが濡れてしまうので注意が必要です。
    僕はこのネル生地は「乾くのが遅い」と感じました。

 

僕は結構好きなネル生地でした。

吸水性が良いので固めのワックスも水分による付着が良かったです。

僕はBrift Hスタイル(重ねる)、TWTGスタイル(捏ねる)両方出来ますが捏ねる磨きをする方特におすすめです。

まとめ

Y’s Shoeshine(イーズシューシャイン) オリジナルネル生地

  • 薄さや色にも拘り吸水性も抜群!
  • 拘っただけあって布のキメが細かい
  • 柔らかいワックス〜固めのワックスまで対応
    *Y’s ShoeshineはBrift H製品、サフィールを取り扱いしてるので固めのワックスは特に使い心地が良いです。

 

注意点

  • 吸水性が良いため水量に注意!
    *あっという間に濡れます
  • 靴の色が薄色の場合も注意が必要
    *染め上げた生地は、色移りする可能性は0ではありません。

 

お店の案内

店名Y’s Shoeshine(読み:イーズシューシャイン)

代表 杉村 祐太(すぎむら ゆうた)

 19903月・・・静岡県沼津市出身

 20074月・・・父の影響から靴を磨き始める

 2014 11月・・・屋号をYs Shoeshineとし静岡県内で活動を開始

 20181月・・・第1回靴磨き日本選手権大会 第3

 201823日・・・静岡市葵区伝馬町に靴磨き専門店Y’s Shoeshineを開店

 20193月・・・World Championships in Shoe Shining 2019 優勝

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