履き皺は自然派か自ら作るか? 悩む方は結構居ると思います。
履き皺を入れる行為は、新品で購入しプレメンテを行った物が理想です。
中古靴は少なからず皺が入ってしまってる場合が多くあり。
自分の足に合う皺を入れるとなると見た目が結構変わってしまうのであまりお薦めできません。
*試着程度や皺がほんのりついてるぐらいならまだ大丈夫です。
今回の記事はブーツ以外の履き皺について書いていきます。
コンテンツ
履き皺(シワ)とは?
履き皺とは何かというと「履いた際に足に合わせて靴が反る際についてしまう跡」だと思ってください。
この皺の入り方は「靴のフィッティング」に大きく関係してます。
靴を履き甲の高さに余裕があった場合は、そのまま屈伸をするとその空間は足に沿って革が曲がりません。
その空間を潰すように深く折れます。
自分の足に合う靴は、空間が狭かったり、無かったりするので「皺は深く出来ません」
もう一つ大事な話です。
履き皺が多いとクラックが出来ると思ってる方が居るようですが、履き皺とクラックは全く別物です。
「油分により革が柔軟であれば皺は柔らかく、クラックは出来にくいのです」
人間でも固まった筋に大きな力で曲げようとすると筋が切れます。
だからしっかりストレッチして伸ばしますよね? 革で言うとこれは油分になります。
だから靴のケアは「手で触って革がどういう状態なのかを自分で考えたり」「毛穴の汚れを取って油分や水分を入れ替えてあげる」
履き皺をもっと目立たなくしたいからデリケートクリームを使う人全く意味ないですから気をつけましょう
下手すればクラックに変わってしまいます。
履き皺はどう作るべきか?
これも間違った考え方してる方が多いので言います。
人間の骨は関節がある部分でしか絶対に曲がりません!
自分で細い棒で皺を作ろうが、そのまま履こうが皺が出来る部分は同じです!
自分の歩く際に一番どこに負担が掛かり曲がるかでラインが決まります。
多くは足の親指の根元です。
(例えば)紙を折り曲げる際に端を持ち折ろうとしたらどこにラインが最初につくか? 当然端ですよ。
一番負担が掛かってる部分を基準に皺が入っていきます。
自分で皺を入れる際に注意しなければいけない事は、自分の足に合わせた皺を作ること。
自分の理想の位置に無理矢理シワを作るのは絶対にダメです。
自分で履き皺を作る場合の理想の道具
これも結構色々使われてるようです。
ボールペンでも良いし、学校の先生が使うような指示棒のように細くても良いと思います。
これもフィッティングの状態によって変えた方が良いですね。
これが正解はありません。
しっかり作るか? ほんのり作るか?の差だと思います。
まとめ
履き皺について
- 皺を柔軟に作るには油分が大切
革靴には油分も水分も必要な量が決められています。
油分が多いから良いわけではありません!
油分がないと革が柔軟にならないので履き皺が自然に出来なくなります。
*油分、水分の必要な量を同時に補う事が出来ます - フィッティングに皺の深さが関係してくる!
靴の中に余裕があるほど革は制御されません。
甲の高さに余裕がある場合「インソールを使用」して高さを調節しましょう! - ガラスレザーやパテントについて
加工レザーの場合上記に記載したフィッティングによる皺の深さが大きく表れます!
割れにくくするためには一番に重要なのはフィッティング!次にブラッシングやパテント用などのケア用品でしっかりケアをしましょう!
皺の入れ方について
- 骨は関節の部分でしか曲がらない
皺の入る部分は足の関節によって決まります。
歩き方の癖にも関係するのでご注意!
*歩行の際にどの指に一番体重をかけるか? - 道具は自由
細ければしっかり作れます。
太ければ柔らかく作れます。 - 自分で入れる場合一人でやるのはお薦めしません
人間の骨は歯車のように連動して動作してます。
自分で行うと前屈みになり押さえる事になりますがこのとき既に歩く際の足の向きや動きとは異なります。
必ず誰かに押さえてもらって皺を作ることをお薦めします!
今日は履き皺についてでした!
では、良い靴磨きを楽しんでください!