クリームの無色の使い方を誤解している人が多い。
色付きと比べると無色のクリームの有機溶剤の比率はとても高い
有機溶剤は染料(色)を動かしてしまう為、無色はどんな靴でも使えるという認識は大間違いなのです。
今回はクレム1925をハイシャインクリーナーとして使う方には是非読んで欲しいです。
これを読まれてる方が少しでも無色の使い方のイメージが変わればと思います。
コンテンツ
クレム1925(無色)でワックスを落とす
クレム1925ニュートラルをハイシャインクリーナーとして使用される方多いと思いますが、このやり方は誤認されてる方が多いです。
僕も昔クレム1925でワックスを落としてましたが、詳しい方に聞くとこのやり方を提案してたのはパティーヌ仕上げなどで有名なベルルッティなどだそうです。
パティーヌ仕上げの色落ちを防ぐために毛穴を塞ぎ染料が動かないようにする為に使用するわけですが。
そのやり方を伝達で少しずつ話が捻れて、勘違いした人たちがクレム1925(無色)はハイシャインクリーナーの代わりになると思ったんです。
油性クリームは光沢の出やすいワックスが含まれていて、このワックスが毛穴を塞いでしまいます。
ハイシャインクリーナーはライスワックスというオイルに近い成分が主になっていて毛穴を塞ぐ効果はあまり無いそうです。
無色を使うと色が薄くなる
一般的に皮を鞣され革となり使用されるのはこの部分です。
銀面は乳頭層の表面 床面は網状層の肉面側を指します。
無色も色々
海外のクリームは良い匂い?
冒頭で話した匂いの秘密ですが日本に売られてる海外のクリームは、すごく良い匂いがすると思います。
実は匂いで誤魔化さないと日本で売れないんです。
それには有機溶剤の比率がすごく関係してます。
有機溶剤が多く含まれるとめっちゃくちゃ臭いので香料で誤魔化しています。
まとめ
無色のクリームについて
- 無色のクリームは履き降ろす前のプレメンテなどが最適です。
- 靴の色は薄くなっていきますが、色を入れたくない人は無色でケアするのをお勧めします。
- パティーヌ仕上げされた靴のワックスを落とす際はクレム1925(無色)がお薦め!
あとがき
レッドウィングなどのオイルドレザーは無色のクリーム僕はお勧めです。
ハイシャインクリーナーとして使う場合は今回の事を少しでも頭に入れて頂けたらと思います。
では、良い靴磨きを楽しんでください!